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空が好きな人におすすめ「空の辞典」|レビュー

おすすめ紹介

一目惚れで買った「空の辞典」という本が、とても良かったのでご紹介します。

初めての本レビューなので、温かい目で見守ってください(笑)

空の辞典

ふせんを貼っています。

購入した理由

空の写真を眺めたいなぁと思って、空の写真集を探していた時、たまたま見つけた一冊。

正直、見た目に一目惚れでした。

文庫本サイズで厚みがあり、表紙はシンプルながらもオシャレなデザイン。

私の好みにドストライクでしたねー。

ここから手が映ります。

内容は「雲・風・雨・雪・霧・光・色」の章に分かれており、それぞれの名前を美しい写真と共に紹介しています。

…空のひとつひとつには、色んな名前がついている。

貴方があの日に見た美しい空の名前もきっとこの本の中にあるはず。

さぁ、空の名前を知る旅に出よう。

「空の辞典」小河俊哉

小説やシナリオを書く人にもおすすめ

空が好きな人だけではなく、小説やシナリオを書いている方にもおすすめです。

キャラクターの名前を考える際や、情景を美しく表現したいとき。

空の辞典を開けば、美しい空の言葉が沢山載っています。

同じ空でも、違う名前があったり、面白い解説があったり。

自分好みの表現を見つけることが出来ます。

眺めているだけで心が落ち着く

何より、私がおすすめするポイントは、眺めているだけで心が落ち着くところです。

とにかく写真一枚一枚が美しくて、ずっと眺めていられると思うくらいホッとします。

そしてデザインがシンプル。

文字や写真をデザインが邪魔することなく、見たい場所に意識を集中させて読むことが出来ます。

インテリアのようなデザイン

何度も言うようにこの本は、シンプルでかつオシャレなインテリアのようなデザインをしています。

飾り棚にポツンと置いてあってもおかしくないです。

私の部屋に飾り棚があればぜひ飾りたい(笑)

中身は、白と水色を基調としたシンプルな無駄のないデザイン。

章ごとにデザインが変わっているところが、こだわりがあり良いと思いました。

章ごとのおすすめのページ

ここからは私が読んでいて「ここ綺麗だな」「この空好きだな」と思ったところを紹介します。

ただ写真が好きだという理由で紹介しているものもあります(笑)

ネタバレを含みますので、自分で購入して読みたいという方はここでブラウザーバックお願いします。

雲「入道雲」

P.56

夏によく見かけるもくもくと上方に大きく発達する、巨大な雲。

眺めていると、あの夏この夏が蘇ってきますね。

一言で表すなら、エモい雲ですね。

風「青田風」

P.91

名前と写真と表現全てが好きな風です。

青田をわたっていく涼しげな風。

「空の辞典」小河俊哉

短いたった一文でも涼しい様子が伝わってきて、夏の田舎という感じでとても好きです。

特に写真は、青々しい田と、淡い水色の空のコントラストがとても美しくて気に入っています。

雨「花の雨」

P.154

名前からして美しくないですか?

…桜の花に降り注ぐ雨のこと。

「空の辞典」小河俊哉

桜の花びらから滴り落ちる雨粒がとても綺麗です。

雪「銀世界」

P.166

銀世界はとにかく写真に惹かれます

まだ光が当たらない一面の雪と、上り始める朝日に当たって光る空がマッチしていて、とても心が惹かれます。

私は福岡在住で、なかなか雪が積もったところを見た事が無いので、いつか銀世界を見てみたいです。

光「光芒」「木漏れ日」

P.258 P.259

見開きなので同時に紹介します。

どちらも隙間から降り注ぐ光の名前で、誰もが一度は「美しい」と感じたことがあるのではないでしょうか?

光芒は、別名「天使の梯子」とも呼ばれており、本当に天使が降りてくるような美しい光です。

木漏れ日は皆さんも聞いたことがあるでしょう。

木々の枝葉の隙間などから差し込む日光のこと。

「空の辞典」小河俊哉

木漏れ日は、写真を見るだけでも心を落ち着かせてくれます。

ちなみに、「木漏れ日」という言葉には訳語がないそうです。

日本独自の美しい言葉のひとつですね。

色「紫」

P.302〜305

この章は、その色の空の写真が何枚か載っています。

私が好きなのは、P.303とP305の写真です。

幻想的な紫色で、非日常を味わっている気分になれます。

明から暗へ、暗から明へ。

めまぐるしく空が変化していく中、

ほんの短い時間に現れる貴重な色。

移ろいやすいパープル色は一秒ごとに姿を変えてゆく。

「空の辞典」小河俊哉

一秒ごとに姿を変えてゆく」という表現がとても好きです。

心が落ち着く小さな辞典

いかがでしたか?

「美しい」と「好き」しか言ってない気がしますが(笑)

でも、美しいし好きなんですよね。

本当に読んでいるだけで落ち着くし、好きな空を見つけようと読み入ってしまいます。

空が好きな人、美しい空の表現が知りたい人、素敵な本を探している人でも、

「空の辞典」を日常に加えてみてはいかがでしょうか?

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